新入社員達によるピラミッド底辺の拡充

会社組織のピラミッドの底辺を担う新入社員達が数多く入社してきた。自分の所属する会社にも、例年よりは少ないがそれなりの若人たちがきた。

就職活動には苦労したんだろうけど、若人たちは入れたからといって甘えない方がいい。
自分が新社会人として会社勤めを始めたころは今から15年も前のことだが、約1年半にわたって研修という名の教育があった。今思えば、就職氷河期なんて言葉が出たばかりの時代だったが、1年半も研修しているなんて、非常に恵まれた時代だった。

最近はどうだろう。自分が新社会人生活を始めたのは名の知れた大企業ではあったが、大企業だったら今も手厚い研修からスタートするんだろうか?それとも、即実践のような感じで現場に投入されるんだろうか。

ただ、最近の若人たちはなかなか定着しない。転職するのが当たり前の時代になったとはいえ、3年続かない方が大半を占める。かくいう自分も4年で依願出向し、4年後に退職したので、あまりヒトの事は言えないのだが、どうも会社に早々に見切りをつけたがる風潮がある。じゃあ、転職してどうなのか?というと、聞く限り、それが成功だったとか自分の為になったという方が稀ではなかろうか。

ネットの世界は、情報を取ることやノウハウを覚えることが他の業界に比べて、格段に早い気がする。会社や業界の動きも早いのだから、早く覚えた方がいいのだろうけど、その知識的な事の吸収が早すぎるばかりに、どうも社会人としてというか、大人としての仕事への接し方とかコミュニケーションとかは、どうもおじさん達からすると耳触りが悪い。

自分が単なるオヤジ化しただけなのか、いつの時代も若人を自分と比較して「自分の頃はなぁ・・・」と愚痴っているだけなのかもしれないが、とびっきりすごい若者と、一般的な若者の間にすごい大きな開きも感じる。そこに同世代の中での格差が生じてきているのかもしれない。