公務員の新卒採用削減は当たり前

絶対数を減らすのは当たり前の話。そもそも若い人間の人口が減っていて、大卒者数だって減っていけば新卒採用の公務員も減るのが当然。

ただし、いくつか論点はあって、

◆そもそも、新卒より年配の公務員を減らせ
◆若いうちから公務員になるような夢のないこと考えるな

真に若者を応援したいスタンスの人は、公務員の新卒採用削減に対して、単なる反対でも、単なる賛成でもなく、もっと大局的なところを論じるべき。

年配の公務員を今減らすことは、そりゃあさすがに公務員なのに早期退職とかクビになったら、国って何さ?という根本的な疑義が生まれてしまうので避けるべきだし、天下り先を減らすことでの自然減を真面目に考え、着実に実行しよう。50歳を過ぎたような人達に、クビを言い渡したところで、公務以外に能力もないだろうし行く先もなく、それこそ生活保護者を増やすだけだろう。

それと、ここまでの就職難だから仕方ないのかもしれないけど、若い人たちは公務員になるということの意味をよく考えた方がよい。震災復興であれだけ揶揄されたり(中には立派な人もたくさんいるが)、官僚なんて人間扱いされてなかったり、という状況で、それでもなお公務員試験を受けようというモチベーションは、”安定”しか求めてないんだろうけど、公務員ほどつまらないものはないだろう。特にこれからの未来は。

前にも書いたが、いっそのこと、公務員の新卒採用はゼロにして、若いうちは民間で仕事した方がいい。NPONGOだってたくさんあるんだし、大義があるならそういう仕事をしなさい。