手術の時期を決める要因

今回僕は6月という時期に手術を選んだが、弁膜症の手術の場合、多くの人がある程度の幅のある期間から、仕事や私生活の状況を考慮し、それでいて病状を優先して、手術時期を選ぶことになるだろう。

仕事や私生活の状況は誰しも千差万別で、職種によっても様々、家族構成によっても様々のはず。

まず季節。

春は、花粉症。心肺の周囲を切開するので、術後のくしゃみは相当に辛い。花粉症の時期に術後がぶつかることは、花粉症の人は避けなければならない。

夏は、暑さとリハビリ。病院内は冷房が効いており特に考慮せずともよいが、術後のリハビリ時期に猛暑だと、外でウォーキングすることもままならず、よほど近所に涼しい体育館があるとかウォーキングマシンが家にあるとかの恵まれた環境でもない限り、リハビリをする気分にもなれないだろう。軽いウォーキングでも当初は簡単に息が上がる。そこに暑さも加わるとそりゃあ大変。

秋は、手術には良い季節だろう。台風ぐらい?

冬は、やはり寒さと感染症が怖い。凍えながらウォーキングというのも大変だし、あまりの寒暖差は血圧によくない。またウィルス感染を常に警戒し続け、
加えて心肺の注意もするというのは、気が気ではない。風邪をひきやすく、痰や咳で心肺の痛さに直結するので、やはり避けたい時期。

よって、手術と術後の時期が10月頃になると一番良いのではないかと思う。その時期が、リハビリで外を歩きやすく、くしゃみや咳が少ない時期だろう。次に5月・6月頃だろうか。