手術入院費

僧帽弁閉鎖不全症及び心房中隔欠損症に関する診療点数

入院料    23,327
医学管理等  570
検査     19,247
画像診断   1,757
投薬     1,832
注射     5,950
リハビリ   1,420
処置     1,167
手術輸血  219,219
麻酔     37,855
合計    312,344

診療点数に10円を乗じた3,123,440円が総医療費となった。

これまでの生涯でこれほどの医療費を負担してもらったことはなく、保険制度には感謝。

また、入院前の検査や診察に、3割負担の上での5万円程度は支出しており、実際は今後の通院も含めて加えてあと30万円ぐらいは、今年いっぱいでお世話になるだろう。

上記の総額350万円ぐらいは、あくまで総医療費であり、自己負担額ではない。健康保険制度の中の限度額認定制度がある。

医療費が高額になりそうなとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

これは最近は大きな病院に入院する際には病院側からも教えてくれると思うが、知らないと大変だし、ぜひもっと広く周知すべきだと思う。

収入による自己負担の区分がア〜オまであるが、自分は区分ウ(標準報酬月額28万〜50万円の方)であり、「80,100円+(総医療費−267,000円)×1%」に該当する。

これにより、先日の病院での支払い時は、限度額適用認定証を予め提示していたので、

「80,100円+(総医療費312万円-26.7万円)×1%≒11.4万円」となった。

ただ、実際には保険会社提出用の診断書作成(保険適用無し)1万円も加算して支払ったので、12.5万円が、今回の入院手術の自己負担分となった。

また、これは自己負担限度額のからくりとして、「暦の上での一月以内の負担額」であることを注意しておきたい。自分の場合は、入院6月2日→退院6月11日と6月以内であったので上記の通りだが、これが月またぎとなると、収入に応じた免責額のところの80,100円が2か月分になると思われ、そうすると入院期間がわずか1週間強だったとしても2か月分の適用とみなされ、総支払額は自分の場合に当てはめても20万円弱になる(詳しい事はよく分からないが、おそらくそうらしい)

ということで、心臓などの手術日を余裕を持って決められる症状の方の場合は、病院側とよく相談の上、1か月以内に入院と手術がおさまるような日程を組んで貰えるとよいはず。

退院

2015年6月11日夕方

退院して自宅に戻ってきた。抜糸というか抜ホチキスの針は未だだが、ともかく1.5週間振りのシャワーを浴びる。清拭はマメにしてたけど、ほのかに香るノネナールがさっぱり落ちた。

昼飯はラーメン。食い過ぎた。。胃が相当小さくなっている。満腹のまま、近所の家電量販店に血圧計を買いに行こうとして、止めた。

看護師さん達にも一様に術後の回復までの早さを言われた。いくら回復が早くても身体への負荷のかかり方は激しく、ちょっとした散歩を遠出しようとしたら、ダメだった。
徐々に距離を伸ばさないと。それと摂氏25℃以上での散歩は無理そう。

手術7日朝

2015年6月11日

とうとう、あと数時間で退院!
レントゲンとエコー、心電図をやって精算するだけ。

朝食が最後の病院食か。でもこちらは病院食のレベルが相当高いらしく、他院を知らないし病院食の食べログでもあればわかるのだろうけど、看護師さん達が他院と比べると間違えない、と。

また、人工弁輪の説明を受けた。
デュランフレキシブルリング 日本メドトロニック株式会社
http://www.info.pmda.go.jp/ygo/pack/530366/20600BZY00658000_A_01_02/#WARNING

これが入っているので、MR検査の時に対応するMRの磁場レベルの確認が必要とのこと。あとリコール発生時の連絡先対象者リストに載る。

人工弁輪は、人工弁や機械弁とは違うという説明を受けたので、機械弁なら障害者認定認定なるが、人工弁輪はそうならないみたい。
ペースメーカーのような大げさなものではないが、体の中に金属的なものが入ってるという事では、大きな病気をしたんだなと思いを改める。

さてそろそろ帰れるかな。同病の犬も待ってる我が家に。
帰りは行きと同様にタクシーで、荷物を運べるパワーが未出力ゆえ、妻の同乗で。

手術6日夜

2015年6月10日夜っす。

術そうを閉じているホチキスの針と、人工心肺の足の大動脈に通していた残骸は、次回外来受診時に外すそうだ。それまでの間にシャワーを浴びて構わないそうだが、テープ類が取れたりしたら自分でどうにかしておけと。あと一週間もこのままか。。
痛くはないが、シャワーなどが気持ち悪い。

聞くとやはり、年齢が若く回復が早いので、ホチキスの針での傷口の塞がりが追い付かなかったと。傷口とかはあとは自然に塞がっていくのを待つだけだから大した事ではないみたい。
まあ、血圧、酸素濃度、脈拍などは術後4日目あたりからずっと正常値だし、血液は少し肝臓系が高いと聞いたが、まあ問題ないみたい。傷の治りはさすがに子供のかすり傷が数日で消えるみたいにはいかない。

早過ぎる退院との引き換えに傷口のホチキスとテープは、我慢しよう。

手術6日夕方

2015年6月10日夕方

午前中に打った注射を最後に刺すものは全て終わったので、入院時から刺さっていた点滴などのマルチ対応注射針と管のセットが抜けた。

あとは術そうを開かないよう閉じているホチキスの針。これは退院直前に抜くのだろうか。

退院直前の概算額も出た。自分の場合、8万円の限度額認定証のため、総費用から一部控除された1%が5万円ぐらいらしい。合計支払い額は13万円。
って事は、手術入院費総額は500万円!すごい額だ。明細書を明日チェックしよう。
MICS手術が、正中切開手術より高額なんだろうな。保険って素晴らしい。

手術6日の朝

2015年6月10日

退院まであと一日。今日は採血とレントゲン。午前に終われば、午後以降はやる事ない。外出しようと思ったら、財布を預けたまま。。散歩するかな。

切った右胸の傷口が、姿勢に寄って、または右腕の角度によって、多少ピリッと痛む。あと咳やくしゃみはビリッと痛む。いずれも耐えられるものだし、いなし方も少し分かった。

味覚障害も、点滴と薬が無くなって、消えた。多少のダイエットに役立つからあまり気にせずしてたけど、味がちゃんとすることは回復にも重要。

明日の退院で途切れてしまうかもしれないけど、人生最短髪スポーツ刈り、最長禁煙日数10日間、最長禁風呂10日間、最大減量マイナス5kg、最長ヒゲ2cm、などの過去最高の記録が誕生した。

手術5日目夕方

2015年6月9日の続き

昼前に点滴が外れ、ガラガラともおさらば!
何の気なしに外出を聞いたらokとの事で、妻に付き添いしてもらいランチへ。
遠くまで歩けないので、近場のパスタ屋に。病院食にはないだろう濃い味を求め、濃厚そうなトマトパスタを注文。薄かった。。。スープパスタみたいだよ。。

雨もぱらついてきたので、トボトボ病院に戻ると、リハビリ先生が先生に確認して今週末には退院出来ると言って貰えた。迎えの都合から、週末を退院日にする人が多いよう。
最速でお願いします、という意思を伝えて、先生達が協議したのか、
11日木曜10時では?との打診あり、それで決定になった。

なので、手術日から数えて8日目での退院となった。
手術日を含まず、最終日は朝には退院するので実質的には6日間の術後生活。前半は刺さってるドレーンの痛みが酷く、朦朧とした時間だったけど、ドレーン抜けた後半は痛みも消え快適な病院生活。暇を持て余し、じっとしているだけって意外と苦痛だったりする。